減価償却の定率法って減価償却の定率法って ど

減価償却の定率法って減価償却の定率法って どんな条件でも0.9掛けて計算しませんよね?

 

というのも、財務会計の問題で「残存価額は取得原価の10%、年償却率0.25とする定率法で行う」

とありましたが、迷いましたが

 

答えは0.9をかけて計算していませんでした。>減価償却の定率法ってどんな条件でも0.9掛けて計算しませんよね?

はい0.9は掛けません。

 

財務会計(簿記)の問題等で、残存価額10%が指示してある定率法の「年償却率」には残存価額10%がすでに織り込まれています、

その為、この定率法では減価償却の計算時に残存価額10%を考慮する必要は有りません。

(税法の法人税法所得税法ではこの償却方法を「旧定率法」と呼びます。)

 

この定率法の計算問題等には、次の様に年償却率を簡単に求める事は出来ません、必ず年償却率が指示されています。

定率法の年償却率=1-(耐用年数√(残存価額10%÷取得原価))=1-(耐用年数√0.1)。

 

定率法8年の年償却率=1-(耐用年数8年√0.1)=1-0.74989=0.2501 → 0.250。 (年償却率は少数点第3位に端数処置)

 

パソコン(Excel)での定率法の年償却率の計算式「=1-(1/10)^(1/耐用年数)」。

(「 」内をExcelにコピーし耐用年数の所に年数を入力又は年数列を参照すれば計算出来ます。)

 

 

定率法の計算式は

償却費=期首帳簿価額(1年目は取得価額)×定率法の年償却率×使用月数÷12。

(期首帳簿価額=前年の期末残高)、

供用開始1年目の使用月数は開始月と決算月の両方を含めます、2年目以降は12か月とし、12か月÷12は計算上省略出来ます。